ついにこのブログでエレファントレザーを紹介するときが来ましたね。笑
革マニアなら一度は持っておきたいエレファントレザー。
今回はLE’SAC(レザック)のオイルエレファントマネークリップを、象革の特徴と一緒にレビューしていきます。
この記事に書いてあること
LE’SACのオイルエレファントマネークリップの詳細
ブランド | レ・ザック(LE’SAC) |
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品番 | LS8155 |
サイズ | 115×84mm 厚さ8mm |
クリップの高さ | 50mm |
重さ | 48g |
札スペース | 1個(クリップ留め) |
カードポケット | 6個 |
フリーポケット | 2個 |
素材 | ・オイルエレファント ・牛革(カウハイド) |
価格 | 33,000円(税込) |
象革(エレファントレザー)ということで、やはり一般的な牛革のマネークリップよりも高めの値段設定になっていますね。
牛革やコードバンに飽きてきて他の革財布を使ってみたいという方におすすめです。
中でも象革はクロコダイルやパイソンよりも希少な革なので周りの人と被ることはほとんどありませんね。
なんといっても他の皮革には出せない革質と手触りが最高なんですよー。一度ハマったら抜け出せなくなるかもしれません。笑
LE’SACってどんなブランド?
LE’SAC(レザック)は1980年に東京でバッグの輸入業者として創業。
1995年にクロコダイルの原皮の輸入を開始したことから、革小物ブランドとして動き出しました。
その後、OEM生産をメインにエキゾチックレザーの専門ブランドとして生産を続け、2004年にオリジナルブランド「LE’SAC(レザック)」がスタートしました。
「理想の詰まったモノづくり」をコンセプトに、創業40年を越える実績と実力で数々の革小物を製作しているブランドなんですよね。
エレファントレザー(象革)の特徴
エレファントレザーの特徴を説明していきましょう。
希少価値がとても高い革だよ
ご存知の方も多いと思いますが、エレファントレザーはかなり希少なんですよね。
象は絶滅危惧種に指定されていて、ワシントン条約でも商業取引が基本的に禁止されているんですが、現在は南部地域の4カ国だけは許可証があれば流通が出来るようになっています。
革に関してもジンバブエにはタンナーが1件しか無いようで、日本への流通量もかなり少ないんです。
革質が特殊だよ
牛革やコードバンと違ってエレファントレザーの革質はかなり特殊です。
写真で見ただけだと「硬そう」「ザラザラしてそう」って思うんですが、メチャクチャしっとりとした手触りなんですよね。
僕も初めてエレファントレザーを触った時は「あ!こんなに柔らかいんだ!」とビックリしました。
質感的にはヌバックに近いですね。しっとりしていて気持ちいいんですよ。笑
LE’SACのオイルエレファントマネークリップレビュー
さて、長くなりましたが開封していきますね。
普段牛革の財布を使っているのでとても新鮮です。笑
外装に使われている象革は正確には「オイルエレファントレザー」を使用しています。
外装に使われている「オイルエレファントレザー」とは?
レザックのエレファントレザーは、ジンバブエ産のクラストレザー(鞣したあとに全加工を行っていない革)を輸入しています。
このクラストレザーを日本国内で再なめしする途中で、革にオイルをたっぷりと含ませる工程をおこなっているのが「オイルエレファントレザー」です。
革質を柔らかくして、さらにしっとりとしたレザー。オイルを含んでいるということは撥水性・耐久性にもすぐれています。
日本で再なめしをしているので品質もしっかりとしていますよ。
【外装】エレファントレザーはやはり最高の手触り!
パッと見た感じザラザラしてそうですが、オイルが含まれているだけあってメチャクチャしっとりしていますね。
ずっと触っていたいレベルで気持ちいい手触りです。笑
マネークリップなので革自体は柔らかく出来てます。
カードを入れたら丁度いい硬さになりそうですね。
オイルエレファントマネークリップの内装
内装は牛革ですね。
この革は「カウハイド」で、生後2年経過して出産経験のある雌牛の革を使用しています。
ちなみに生後2年の雄牛を「ステアハイド」というのですが、それと比べて薄くて柔らかく、きめが細かいというのがカウハイドの特徴です。
内装がしっかりしているとマネークリップ全体が引き締まって見えますね。
メンズレザーストアの写真をみると縫製が甘い気がしていたんですが、実際に届いたものを見てみると割とキレイに整っていました。
残念なポイント
少し残念なのがコバですかねー。塗りコバなんですが全体的に甘いです。
まぁコバに関しては使っていくうちに劣化するものなので、修理するときにキレイに塗ってあげましょう。
近くに革の修理をしてくれるお店があればキレイに修理してくれると思いますよ。
あと、これは革小物が好きな人じゃないと気づく人は少ないんですが、マネークリップを閉じた時に革と革が絶妙にズレてるんですよね。笑
これに関しては個体差がありそうですが、誤差レベルなので気にならない人がほとんどだと思います。
実際にお札を挟んでみたよー
お札(クリップ)
お札を12枚くらいまでなら丁度いい強度でしっかりと押さえてくれました。
ですが札ばさみ型のマネークリップは、あまりお札を挟まない方がスマートに使えます。
クリップも平らにすることで、畳んだときに厚みが出ないよう設計されてますからね。
このマネークリップは厚みが8mmと、わりと薄めに作られてるのでお札は最大でも10枚くらいがいいでしょう。
カードポケット
カードポケットは両面に3つずつと、サイドから差し込むポケットが2つあります。
6枚全て入れてみると結構キツキツです。まぁ革が馴染んで来ると取り出しやすくなってくると思います。
カードを入れて盛り上がった部分のアタリがどんな感じに出るのか、エイジングが楽しみです。
サイドポケットは用途が限られそう
販売サイトには記載されていませんが、このマネークリップにはサイドポケットが両側に付いていました。
このサイドポケットにカードを入れてみたんですが、思ったよりも深くて取り出しづらかったです。
1万円札を畳んでいれるか、レシートなどを収納するのが無難ですね。笑
あると助かるポケットくらいの感覚で使うのがいいでしょう。
LE’SACのオイルエレファントマネークリップのカラーバリエーション
カラーバリエーションは下記の4種類。
- Red(レッド)
- Almond(アーモンド)
- Indigo(インディゴ)
- Black(ブラック)
ヴィンテージ感のあるカラーバリエーションですよね。
インディゴが人気カラーのようで在庫に△マークがついていますが、レッドもなかなかいいですよね。
使いこなせたらかなりオシャレに見えると思います。
LE’SACのオイルエレファントマネークリップの評価(まとめ)
今回はとても稀少なエキゾチックレザー、LE’SACのオイルエレファントマネークリップをレビューしてきました。
まとめてみると、
- 世界的に入手困難な「エレファントレザー」
- オイルレザーなのでしっとりとした気持ちいい手触り
- 縫製は写真で見るよりもキレイ
- コバと貼り合わせが少しだけ残念かな?
- 薄くて丈夫、シンプルで使いやすいデザイン
こんなところでしょうか。
牛革に飽きた方や人と違う革財布を持ちたい方はもちろん、使いやすくて薄いマネークリップを探している方にもオススメです。
飲み会とかでも話のネタになること間違いなしです。笑