ココマイスターが取り扱う革の中でも、トップレベルにマニアックな革を使った「オークバークシリーズ」。
そしてさらにマニアックな、オークバークを編み込んだ「”ザ” オークバーク」というシリーズが誕生しました。
靴底に使われるぐらい硬くて丈夫な革をカッコよく仕上げたシリーズなので、耐久力もバッチリ。
ほかのブランドにはない迫力のある見た目と、高級感溢れるエイジングが楽しめる仕様になっていますよ。
チョビ助
オークバークという革について
初めに基本的なことから解説から。
まず、「オークバークシリーズ」の財布にはココマイスターオリジナルの「オークバーク」という革が使用されています。
この革は高級靴の靴底に使われるぐらい丈夫さに定評のある素材なんです。
そして、今回紹介する「ザオークバークシリーズ」はオークバークを編み込みレザー(イントレチャート)にして手間暇かけています。
オークバーク(素材)の評価
ココマイスターのオークバークは、分かりやすく例えるとブライドルレザーの上位互換。
普通の牛革はミモザで鞣すことが多いのですが、オークバークはオークで鞣しているんです。
オークの木を砕いたチップを革に敷き詰めて鞣し、オイルを内部まで浸透させるので堅牢な革に仕上がるんですね。
硬い革は鞣すのに時間がかかることが多く、オークバークもできるあがるまで366日かかるそうです。
ココマイスターのオークバークについては、オークバークシリーズの紹介でも書いていますので、もっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
▼オークバークの記事はこちら
※似た名前の革もあるよ
余談ですが、似たようなものに「ハーマンオークレザー」という革があります。
ハーマンオークレザーもオークを使って鞣しているのですが、原産国はアメリカで全く別物なので注意してください。
チョビ助
「ザオークバーク」と「オークバーク」の違い
ここからは、オークバークシリーズとザオークバークシリーズの違いについて説明していきましょう。
違いといっても、オークバークを編み込んでいるかいないかの違いしかないので単純に見た目で決めるのが一番でしょう。
どちらかを選ぶとしたら、
- シンプルに革の質感やエイジングを楽しみたい方はオークバークシリーズ
- 独特のアタリや、オークバークの風合いを活かした財布が欲しい方はザオークバーク
っていう感じで選んでもいいと思いますよ。
ザオークバークは極太編み込みレザーだよ
ザオークバークの一番の特徴はなんと言っても極太の編み込みレザー。この太さで編み込んだ財布はなかなか見かけないのですごく新鮮な感じがしますよね。
竹細工をイメージした太編みは、どことなく和風な印象も与えてくれます。
編み込みの財布は普通の財布とはアタリの出方が違うので、エイジングの雰囲気もバツグンなんです。
陰影のついたエイジングは迫力があり最高におしゃれ。
汚れが隙間に入りやすいためお手入れが大変なんですが、その先には最高のエイジングが待っています。
チョビ助
また、この太い編み込みは堅牢なオークバークじゃないとできないんですよね。
ココマイスターにはマットーネを使用した編み込みの財布があるんですが、マットーネは柔らかい革なので細い編み込みじゃないと厳しいんです。
オークバークという堅牢な革だからこそ、この太さの編み込みを実現できるんです。
チョビ助
カラーバリエーションは現在5種類
ザオークバークのカラーバリエーションは全部で5種類です。
- ブラックリーフ
- イングリッシュオーク
- ワインバレル
- オークネイビー
- オイルブラウン
オークバークシリーズでは10種類以上のカラーバリエーションがあったので半分になっていますが、厳選した5色といった感じでしょう。
同じ革なのに編み込みにすることでガラッと雰囲気が変わりますね。
特にワインバレルなんかグッと高級感が増しています。
編み込みができる職人さんが限られているので生産数が少ないんですよね。普通のオークバークシリーズよりもレアです。
ザオークバークの財布紹介
ザオークバークシリーズには長財布がありません。
どうしても長財布が欲しい人は、編み込みではない方のオークバークシリーズにするか、編み込みが好きならマットーネシリーズもいいかもしれませんね。
あと実際に見てみると、ラウンドファスナータイプの財布がめちゃ迫力あってカッコいいですよ。威圧感があります。笑
それでは、ココマイスターのザオークバークシリーズを紹介します。
ドレッドノート
サイズ | 10.1×19.4cm 厚さ2.6cm |
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札入れ | 2個 |
小銭入れ | 1個 |
カードポケット | 8個 |
フリーポケット | 2個 |
素材 | 本体:極太編みオークバーク 内装:オークバーク、ヌメ革 |
重さ | 約220g |
価格 | 99,100円(税込) |
ザオークバークの編み込みが1番キレイに見えるのがコレ!
ラウンドファスナーはファスナーを閉じた時に革が張るので、キレイな形を保ち続けてくれますよね。
バシッとハリのある革だからこそできるカッコよさ。
僕はラウンドファスナーの安心感が好きなんですよね。バッグに入れていても中身が飛び出さないので安心です。
冒頭で軽く触れたんですが、収納量でもアタリの付き方が変わってくるため、使い方次第で様々なパターンのエイジングが楽しめますよ。
デヴァステーション セパレート型ラウンドファスナー長財布
サイズ | 11×21.1cm 厚さ2.6cm |
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札入れ | 2個 |
小銭入れ | 1個 |
カードポケット | 18個 |
フリーポケット | 2個 |
素材 | 本体:極太編みオークバーク 内装:オークバーク、ヌメ革 |
重さ | 約300g |
価格 | 120,000円(税込) |
ザオークバークシリーズの中でも1番高価なラウンドファスナーです。
この財布は口が大きく開くセパレートタイプで大容量なのが魅力。
カードは18枚、さらにフリーポケットにもたくさん収納することができるので、仕分けが苦手な人にもオススメです。
パスポートやスマホもすっぽりと入るので出張が多い方にはかなり便利ですね。
高級皮革を使ったこのタイプの財布は少ないので貴重だったりします。
トラファルガー L字ファスナー長財布
サイズ | 10×19.5cm 厚さ2.5cm |
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札入れ | 2個 |
小銭入れ | 1個 |
カードポケット | 12個 |
フリーポケット | 2個 |
素材 | 本体:極太編みオークバーク 内装:オークバーク、ヌメ革 |
重さ | 約210g |
価格 | 100,000円(税込) |
先ほどのデヴァステーションよりも一回り小さく小回りの効くサイズ感のL字ファスナーです。
小銭入れにファスナーが付いているのも注目です。(普通のL字はついていない)
カードは12枚収納となっていてラウンドファスナーほど収納性はないですが、その分スリムです。
L字ファスナーはワンアクションで開くことができるため、せっかちな人にいいかも。
ラウンドファスナーよりもメンズらしいスタイルでカッコいいですし、めちゃくちゃ使いやすい財布です。
ファスナー型の長財布は3種類あるので用途に合わせて好みを選んでみてください。
マールバラ 二つ折り財布
サイズ | 9.3×10.8cm 厚さ2.8cm |
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札入れ | 2個 |
小銭入れ | 1個 |
カードポケット | 4個 |
フリーポケット | 3個 |
素材 | 本体:極太編みオークバーク 内装:オークバーク、ヌメ革 |
重さ | 約100g |
価格 | 66,000円(税込) |
極太編みの二つ折り財布も迫力がありますね。市松模様やアーガイル柄を思わせるデザインがおもしろいです。
お尻のポケットに入れてエイジングを楽しみたい財布です。
カード入れ部分にはしっかりと念引きもされているので高級感を損なわず、シンプルながらおしゃれになっているのがいいですね。
紙幣部分には2つのカードポケットがついているので最低でも7枚以上のカードを収納することができますよ。
ケツポケットで大事に育てていきたい渋さがあります。
エリン ラウンドファスナー小銭入れ
サイズ | 7.5×11.6cm 厚さ2.2cm |
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札入れ | 2個 |
小銭入れ | 1個 |
マチ付きフリーポケット | 1個 |
素材 | 本体:極太編みオークバーク 内装:オークバーク、ヌメ革 |
重さ | 約80g |
価格 | 43,500円(税込) |
小銭入れほどの片手サイズになるとカジュアル感が出ていいですねー。
それでいて上品さも併せ持っているため、どんなシーンでも使いやすそうです。
中心のポケットを小銭入れにして、サイドをカードや紙幣を入れればマルチに使うことも可能です。
電子決済メインの方や、カードを持ち歩かない方ならこれ一つで割と生活できちゃいますよ。
ザオークバークシリーズのまとめ
いやー、ザオークバークが公表されて「ココマイスターさんやってくれたな。」って思いましたよ。
オークバークを編み込んで財布を作るという贅沢な発想が素敵です。
普通の財布に飽きた方はもちろん、いい革を使った編み込み財布を探していた方には本当にピッタリの財布だと思います。
強靭さは折り紙付きですし、派手すぎない大人のオシャレって感じで好きかも。
ただ、革がかなり貴重なものなので、売り切れたら再販されにくそうです。欲しいカラーは早めに手に入れてくださいね。