【ココマイスター】3種類のコードバンシリーズを徹底解説! これを読めば全てがわかる!

ココマイスターのコードバンの財布の画像

ココマイスターでコードバンを買おうと思うと種類が分かれていることに気がつくと思います。

じつは、3種類のコードバンシリーズがあるんですよね。

ということで今回は、そんなコードバンの違いを1つのページにわかりやすくまとめてみました。

公式サイトで比較してもなかなか分かりづらかったりするので、こちらの記事を購入時の参考にしてみてください。

ココマイスター公式サイトはこちら

 

ココマイスターのコードバン財布は全部で3種類!

ココマイスターのコードバン

キングオブレザー、革のダイヤモンドとも呼ばれるコードバン。

ココマイスターのコードバンシリーズはあまり知られていませんが、3種類のシリーズ展開をしています。

じつはこれ、それぞれすべてが違うコードバンを使用しているんですよね。

なので値段にも差がありますし、当然のように革の質感も違います。

 

使われているコードバンの種類は?

ココマイスターの3種類のコードバン

シェルコードバン 外装:シェルコードバン
内装:シェルコードバン、ヌメ革
価格帯:78,000円〜120,000円
コードバンクラシック 外装:ロウ引きコードバン
内装:アマンデルレザー
価格帯:51,200円〜91,200円
マイスターコードバン  外装:水染めコードバン
内装:ミネルバ・ボックス、ヌメ革
価格帯:48,000円〜70,000円

ザックリとですが、まとめてみました。

  • コードバンの種類は全シリーズ違う
  • 内装にもコードバンを使っているのはシェルコードバンのみ
  • 価格帯は3万円〜12万円

価格帯に付いては、二つ折り財布、長財布、ラウンドファスナーから取っています。

やはり両面にコードバンを使ってるシェルコードバンは価格が違いますね。※基本的に財布は革の使用量に応じて値段が変わります。

ではここからはシリーズを一つずつ、さらに深く解説していきましょう。

 

1. 最上級!シェルコードバンシリーズの財布

ココマイスターのシェルコードバンの長財布

まずはシェルコードバンから。

  • 世界トップクラスの「ホーウィン社」のコードバンを仕様
  • 内装もホーウィン社コードバンとヌメ革を仕様
  • 生産数が少ないので買えたらラッキー

ポイントはこの3つです。詳細を下記で説明します。

シェルコードバンシリーズ【公式】

 

ホーウィン社のシェルコードバンを使ってるよ!

ホーウィン社の刻印

アメリカのシカゴにて100年以上の歴史を持っているホーウィン社は、革が好きな人なら知らない人はいないほど超有名タンナー。

いくつかあるコードバンタンナーの中でも、トップクラスの高級品として扱われています。

シェルコードバンは、半年〜1年間じっくりと植物タンニンで鞣して磨いたあとオイル鞣しという手法を使ってるわけで、オイルがたっぷり。

しっとりとした手触りと艶が楽しめますよ。

そして、ココマイスターのシェルコードバンシリーズは外装だけではなく、内装にもシェルコードバンを使用している贅沢品。

 

「コードバン」と「シェルコードバン」の違い

※こちらは僕が撮ってきた新喜皮革のコードバンです。参考までに

たぶんここを読んでいる人が気になるのが、ホーウィン社のコードバンは「シェルコードバン」と呼ばれていることだと思います。

じつは、シェルコードバンというのはホーウィン社の商標で、他社のコードバンとの差別化 のために名付けられているんですね。

たまにシェルコードバンの名前を勝手に使っているメーカーいますけど。笑

高品質なコードバンを作り続けた結果として「シェルコードバン=最高級コードバン」として認められているんですね。

ちなみにシェルというのは貝殻のことで、コードバンを削り出したところが貝を開いた形に似てるのが語源とされてます。

 

シェルコードバンはトップクラスの高級品

高級感溢れるシェルコードバンの財布

ALDENのコードバン革靴がファッション好きの到達点のように、シェルコードバンの財布を手にすることは革好きたちの1つのゴールになっています。

やっぱり牛革には牛革の良さがあると思いますが、それでもコードバンを一度見てしまうと魅了されてしまうんですよね。

水に弱いため、普通の革財布よりも気を使うことになります。初心者は買うべきではありません。

それでも「最上級!」を求める人にとってはいくら金額を積もうが、いつかは手に入れたいアイテムなわけです。

シェルコードバンシリーズを見てみる

 

コードバンクラシックシリーズの財布

ココマイスターのコードバンクラシック ココマイスターのコードバンクラシック

次に紹介するのは、ココマイスターのコードバンシリーズ「コードバンクラシック」です。

  • コードバンシリーズではミドルランク
  • 外装のコードバンは日本有数のタンナー新喜皮革(と思われる)
  • ロウ引きコードバンを使用
  • 内装はアマンデルレザーはマシュア社(と思われる)

下記で詳細を説明していきます。

コードバンクラシック【公式】

 

コードバンクラシックは国産のコードバンを使用

ロウ仕上げの国産最高級コードバン説明

コードバンクラシックは、タンナーが公表されていないんですよね。

とはいえ、国産でコードバンを作っているのは2社、そのうち高級革財布に使われるタンニン鞣しのコードバンを作れるのは新喜皮革だけです。

ということで、僕はこのコードバンが新喜皮革で作られたものだと思っています。

そして新喜皮革は日本最高と称される国内唯一の馬革専門タンナー。

兵庫県姫路市に創業して今年で68年。いまでは数少ないピット槽を持っている老舗のタンナーなのです。

 

※ロウ仕上げコードバンとは

ロウ仕上げコードバンはその名の通り、コードバンの表面をロウで仕上げた革です。

このロウ仕上げというのは他で聞いたことがないので内容がよくわかりませんが、ロウは蝋燭の蝋のこと。

きっとブライドルレザーのブルームからインスパイアされたものでしょう。

ブライドルのように革内部へロウを浸透させているわけじゃなく、革の表面を保護する目的なんじゃないかと思います

説明どおりなら、使い込んで磨き上げていくとより洗練された光沢が手に入るのでしょう。

 

内装はベルギー産「アマンデルレザー」

クラシックコードバンの内装はアマンデルレザー

こちらのアマンデルレザーに関してもタンナーは言及されていませんが、ベルギー産なら老舗タンナー「マシュア社」で間違いないはず。

マニアックな革(褒め言葉)を作る世界有数のタンナーですね。

アマンデルレザーはプルアップレザーと呼ばれるオイルたっぷりな革です。

高級皮革なのはもちろんのこと、きめ細やかな革質はコードバンの内装にピッタリでしょう。

色合いもコードバンとマッチしてますよね。

コードバンクラシックを見てみる

 

2. マイスターコードバンシリーズの財布

ココマイスターのマイスターコードバン

ラストはマイスターコードバンシリーズの説明をしましょう。

コードバンシリーズの中でも一番価格が安くて買いやすいシリーズです。

安いとはいっても一生モノになるレベルの財布。生涯使うことを考えたら数万円とはいえ微差です。笑

ここはぜひ「値段を見ながら買う」よりも「内外を好みの組み合わせ」で選んでみてください。

マイスターコードバン【公式】

 

マイスターコードバンシリーズのグリーンプラネット

そして、マイスターコードバンのポイントは

  • 内装にミネルバ・ボックスが使われている(と思われる)
  • 外装のコードバンは日本有数のタンナー新喜皮革(と思われる)
  • 高級感溢れるカラーバリエーション

という豪華仕様です。

価格ランキングでみたら最下位ですが、個人的にはむしろこいつが大本命じゃないかと思うわけです。

革好きの気持ちいいところが全部入ってますもん。

 

マイスターコードバンの内装は(たぶん)ミネルバ・ボックス

マイスターコードバンの内装

公式には発表されていませんが、マイスターコードバンの内装にはおそらくミネルバ・ボックスという牛革が使われていると思われます。画像から見ても間違いないはずです。

そして、ミネルバボックスはイタリアの「バダラッシィ・カルロ社」というタンナーが作った銘革と呼ばれる高級レザー。

革の特徴としてはシュリンク加工という、表面にシボを出す加工をしています。

ミネルバボックスは使い込むことによって色が深くなり艶が出てきます。極上のエイジングを見せてくれるわけです。

ヌメ革の中でも最上級!というイメージで問題ありません。

 

マイスターコードバンには新喜皮革のコードバンを使ってる(と思われる)

マイスターコードバンには新喜皮革のコードバンを使ってる

豆知識ですが、水染めコードバンというのも先ほどの国産コードバンと同じく、新喜皮革産のコードバンを指すケースが多いです。

というわけで、これも新喜皮革のコードバンだと思うんです。

とくに、新喜皮革がレーデルオガワで仕上げた特別なコードバンじゃないかという疑惑もあったりして。

 

マイスターコードバンのキレイな発色

新喜皮革が鞣した革を「レーデルオガワ」というタンナーが染め上げたコードバンは最高級として扱われています。

※このように鞣しと仕上げを、タンナーが分業している場合もあります。

ほら、見てみて!

上記の画像はグリーンプラネットとブループラネットですが、この発色の良さはレーデルオガワっぽくないですか?マジで。

この2色は少量生産カラーなので超希少。売ってるところを見たことがありませんが、めちゃカッコいい!

くっそー、欲しいぞー!

マイスターコードバンを見てみる

 

コードバンシリーズは限定生産のためなかなか手に入らない!

ココマイスターのシェルコードバンは限定生産なので手に入りにくいよ

ただでさえ年々全体数が少なくなっているコードバン。

例に漏れずココマイスターのコードバンシリーズ各種も手に入りにくくなっています。正直、欲しいものを買えただけで結構スゴイです。

とくに、ホーウィン社のコードバンは数が絞られているのに加えて、限定されたメーカーにしか卸してもらえないようになっています。

マジで一度売り切れると全然販売の見通しが立たないので、買い逃すと次回売られるまでかなり待ちます。

ココマイスターのメルマガ登録ボタン

※各商品ページから、上記のバナーをクリックすれば「個別アイテムの入荷メール」登録ができます

予約ができないため、ココマイスターのメルマガ登録は必須です。

再開の目処がたつと日時が記載されますので、そこからが勝負。笑

本当にすぐに売り切れてしまうので、買えたらラッキー程度に思いましょう。

ココマイスター公式サイトで確認してみる

 

まとめ:コードバンシリーズはどれを買えばいいの?

ココマイスターのコードバンシリーズ

ココマイスターのコードバンシリーズの説明をしていきましたがいかがでしたか?

選び方としては、

というような選び方が良いんじゃないかなと。

とはいえ、どれを買っても後悔はしないはずです。見た目で選んでもいいと思いますよ。

また、マジで入手困難なので欲しい商品が売ってない場合も多々あるはず。

入荷情報はメルマガで確認できるので、どうしても欲しい商品については「各個別ページから入荷予定メルマガ」を受け取ってみてください。

ということでココマイスターのコードバンシリーズでした。

ココマイスター公式サイトはこちら