イタリアンレザーが最高にオシャレ！ 「アヤメアンティーコ」の財布を紹介

イタリアと日本の両方に工房をおき、いいとこ取りの財布を作っているブランド「アヤメアンティーコ」。

まだまだ新しくできたばかりで知名度はありませんが中々にマニアックな財布を作っています。

• 日本製の革財布
• イタリア製の手縫いベルト

今のところこの2つがメインになっているブランドですね。

さぁ、今回は「知る人ぞ知る」アヤメアンティーコを見ていきましょう。

≫ アヤメアンティーコの公式サイトはこちら

イタリアの伝統皮革を使用したブランド

AYAME ANTICO(アヤメアンティーコ)は茨城県結城市で皮革製品を販売しています。

その特徴はなんといっても、厳選された皮革素材にあります。

• ミネルバボックス
• ミネルバリスシオ
• アルトアッシュガード
• トラモント
• エクストラプルアップ

イタリアのタンナー3社から合計5種類の厳選した革を仕入れています。

バダラッシカルロ社

• ミネルバボックス
• ミネルバリスシオ

革が好きなら知らない人のいないイタリアの名門「バダラッシカルロ社」。

イタリアで1000年前に作られていたとされるバケッタ製法を現代に復活させたタンナーさんですね。

オイルをたっぷりと含んでいて、柔らかく手触りのいい革です。間違いのないやつです。

ミネルバボックスとリスシオの違いは、シボがついているかついていないか。

どちらかというとシボの付いたミネルバボックスが日本では人気が高いと思いますが、僕個人としてはミネルバリスシオのエイジングが結構好みです。

ロ・スティヴァーレ社

• アルトアッシュガード
• トラモント

イタリアのサンタクローチェ・スッラスノにあるタンナー「ロ・スティヴァーレ」。

植物タンニンなめしのみをおこなうタンナーで、高品質なバケッタレザーを作っています。

• バケッタレザーにウォッシュ加工を施した「アルトアッシュガード」
• 革の品質を追求して丁寧に作り上げた「トラモント」

を使用していますよ。

ラ・ペルタ・アッズーラ社

• エクストラプルアップ

この革はすごいですよ。

「アヤメアンティーコの中でも最上級シリーズに使われている革」と書くぐらい、自信のある素材です。

作っているのはトスカーナ州にあるタンナー「ラ・ペルラ・アッズーラ社」。

植物タンニンなめしをベースに特殊な加工を何工程も施すことで、通常のプルアップレザーよりも多くオイルが含まれた「エクストラプルアップ」という希少革を生み出しています。

柔軟で腰があり、しっとりとした手触りが特徴です。

アヤメアンティーコの詳細

イタリアと日本を股にかけたブランド「アヤメアンティーコ」。

工房はイタリアと日本の2ヶ所にあります。

各工房の詳細は下記に続きます。

イタリアの工房

アヤメアンティーコのイタリア工房は、フィレンツェの中心街から離れた場所にあります。

ミシンすらない工房で、ひとつひとつ菱目打ちで穴を開けて手縫いをするという現代のブランドではほとんど見られない手法で作り上げてるんですよ。

ジックリと、なおかつザックリと仕上げて、イタリア人特有の感性を活かした革小物を作っています。

財布は日本製で丁寧に仕上げてるよ

2019年現在、イタリアの工房で作成しているのはベルトだけです。

せっかくイタリアにも工房があるのに、どうしてわざわざ日本産にするの？と思うかもしれませんね。

ですがこれこそが、アヤメアンティーコのこだわりでもあります。

イタリアの工房ではなく、しっかりとキレイに日本の技術で仕上げる。

手縫いよりも丁寧で丈夫に仕上げることができる日本だからこその安心感を提供しているんですね。

もちろん、革はイタリアで厳選した革を使っていますよ。

金具も日本の工房で作成してるよ

アヤメアンティーコのファスナーの引き手やマネークリップのバネ、リングなどに使われる金具はオリジナルです。

そして、なんとオリジナル金具を自社の工房で作っているんです。なんてマニアック！

アヤメアンティーコの金具工房では、金具を削り出したあとに回転するドラムに投入し、48時間高速回転させてバリを取った後、職人の手でひとつずつ磨き上げています。

革と縫製だけに限らず、金具、財布に関わるものすべてを妥協せずにこだわっているんですね。

アヤメアンティーコの財布紹介

アヤメアンティーコは、2014年創業とまだ若い会社なのでそこまで有名なわけではありませんが、結構いい感じの財布が多いので好きな人にはたまんないと思いますよ。

革はエイジング重視なので、手入れしながら使えばドンドンカッコよくなっていきます。

ポルタフォーリオ ミリオーレ ラウンドファスナー長財布

革に潤沢に含まれたオイルとロウワックスの効果で、プルアップしたあとに下地の色が出た部分が固定されるという不思議な革です。

固定された革内部のロウワックスは指で擦るなど一定の温度を加えればもとに戻りますよ。

それほどたっぷりとオイルが含まれているので、メンテナンスをしょっちゅうする必要もありません。

内装にも同じエクストラプルアップがしようされているので、カードのアタリが楽しみになりますよね。

小銭入れ内部にはヌメ革を使用した、オールレザーの最高級ウォレットです。

https://ayameantico.jp/SHOP/NL00015.html

イントルノ ポルタフォーリオ ラウンドファスナー長財布

バダラッシカルロ社のミネルバボックスを使用しているシリーズがこちら。

シボ感・手触りが最高のバケッタレザーは、いつでも安定して美しいんですよね。

アッズーロ（ブルー）の財布はイタリアらしい鮮やかな染色でユニセックスでも使用できます。

しかもこの財布、内装には手触りの良い起毛革「ヌバック」を使用しているんです。

一度使えばクセになること間違い無しの財布ですよ。

https://ayameantico.jp/SHOP/CL00001.html

ポルタセグレタ　長財布

いやー、この財布も味があっていいですね。

アルトアッシュガードという革は、ロ・スティヴァーレというタンナーが作ったバケッタレザー。

この革はビンテージ感を出すためにウォッシュ加工を施しています。

オイルを含んだ革を洗うと硬くなってしまうのですが、革にオイルを残した状態で乾いたように見えるように仕上げているんです。

内装には裏地をあえて使わず、アッシュガードの床面をそのまま楽しめる仕様になっています。

丁寧に磨いた床面は毛羽立ちがなく、革を楽しみたい方にはもってこいの財布ですよ。

https://ayameantico.jp/SHOP/NL00011.html

ポルタフォーリオ ピッコロ 二つ折り財布

スムースのバケッタレザー「ミネルバリスシオ」を使用した二つ折り財布です。

デザインがとてもシンプルで、念引き、縫製も丁寧なので革の良さが全面に押し出されていますね。

シンプルな財布は流行りを気にせず飽きずに使えるのがいいですよね。

大切に使ってエイジングさせたい財布です。

https://ayameantico.jp/SHOP/NL00003.html

ポルタモネーテ フィザルモーニカ 小銭入れ

丸いフォルムが可愛い小銭入れですね。

アコーディオンのようなジャバラ式になっていて、3つのポケットに分けて収納できます。

使い安くてカラーバリエーションも可愛いので、女性にもオススメですよ。

まとめ

今後の展開がとても楽しみなアヤメアンティーコ。

オリジナル金具を使っている財布は壊れることだけが心配ですが、公式ページでは修理の相談も受け付けていますので、ブランドが潰れない限り使うこともできます。

ただ、残念ながら現在店舗での販売はしていません。

アヤメアンティーコの製品が欲しい方は直接オンラインストアで購入することをおすすめします。

≫ アヤメアンティーコの公式サイトはこちら