知らないと恥ずかしい? 「オロビアンコの財布」を買う前に知っておいてほしいこと

オロビアンコの長財布

「デザイン性と機能性を兼ね備えたイタリアンファッションブランド」がコンセプトのオロビアンコ(Orobianco)。

トリコロールカラーのバッグや財布で一気に有名になりましたね。

コンセプト通り使い勝手がよく、デザインもシンプルでおしゃれなので、多くのビジネスマンに愛されているブランドです。

ですが、オロビアンコの「海外製でオシャレなイメージ」というのには物申したい。

まぁ、知ってて使っているなら問題ないんですけど、知らないまま使ってるのは恥ずかしいかなと思ったわけです。

今回はそういうお話をしてきましょう。

オロビアンコの公式サイトはこちら

オロビアンコってどんなブランド?

オロビアンコの二つ折り財布

  • 1996年にイタリアで創業
  • 印象的なデザインのバッグがビジネスマンに人気
  • オシャレなビジネスマンがよく使っている

オロビアンコは1996年にイタリアでャコモ・マリオ・ヴァレンティーニとエリサ・ロヴァティが創業したファクトリー(工房)ブランド。

「La moda italiana bella ma intelligente(デザイン性と機能性を兼ね備えたイタリアンファッションの意)」というコンセプトのもと、カッコいいアイテムが日々作られています。

2017年には東京丸の内に直営店をオープンするなど、オシャレなビジネスマン層に向けて展開されていますね。

初期の頃はバッグが有名でしたが、今では財布、ネクタイ、ボールペン、アパレルなどファッションジャンル全般を取り扱ってます。

さらに、自社サイトで「衣食住の各分野へ進出する総合ライフスタイルブランドへと躍進」と書いているように、そのうちもっと色々なジャンルへ進展してくるのかもしれません。

サラリーマンでも手の届きやすいミドルクラスのファッションブランドとして認知されています。

 

オロビアンコの意味は?

オロビアンコのカシミヤヤギロゴ

勘違いされがちですが、Orobiancoは日本語に直すとホワイトゴールド、「ORO(金)」「BIANCO(白)」です。

公式サイトでは「貴重なるもの」として訳されています。

とはいえ、ホワイトゴールドってオロビアンコの製品に使われてへんやんかー!って思いますよね。

そうなんです!

もともとはカシミヤを指す言葉として使われていたようで、現地人に大事に扱われているその様子に感銘を受けて自社の名前に命名したそうです。

今でもロゴをよく見てみてると、名前の由来になったカシミヤ山羊が使われているんですよ。

 

オロビアンコらしさ

オロビアンコのロゴ

オロビアンコといえば、結構大きめにドーンとくるロゴ。

バッグの場合は金属のメダルに彫り込まれていて、財布の場合は革に刻印が打たれています。

これがブランドのアイコンですね。

 

オロビアンコのリボン

あとはこちらのリボンも印象的。

オロビアンコのバッグはデザインが特徴的なので分かりやすいのですが、さらにメダルとリボンがあれば100%判別できます。

ファッションって、こういう遠くからでも一目見たらわかる!というのが大事なんだと思います。

 

売れ筋のオロビアンコの財布

オロビアンコの革財布は、内装の布素材にもロゴが入っているのが特徴。

あとはバッグやアパレルなんかだと中国製のものが多いのですが、財布に関していうと日本製のものばかりです。

ということは、品質が安定している、といい変えてもいいですよね。

毎日使うものだからこそ、日本製にこだわっているのかもしれません。

以下、オロビアンコで売れ筋の財布を紹介していきましょう。

 

ラウンドファスナー長財布(ORS-012808)

オロビアンコのラウンドファスナー長財布

サイズ 9.5×19.5cm 厚さ2cm
札入れ 2個
小銭入れ 1個
カードポケット 12個
フリーポケット 2個
素材 本体:牛革
価格 30,800円(税込)

オロビアンコの公式サイトでランキング1位のラウンドファスナー長財布です。

イタリア産の原皮を植物タンニンなめしで鞣し、ハケを使って斜め方向に色付けしたあと、水性のトップコートで仕上げています。

デザインの濃淡がおしゃれですよね。

一昔前は丸いロゴプレートが付いていたんですが、最近はロゴプレートではなく型押しが人気なんですね。

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ファスナー付き長財布(ORS-012608)

オロビアンコのファスナー付き長財布

サイズ 9.5×19.5cm 厚さ2cm
札入れ 2個
小銭入れ 1個
カードポケット 12個
フリーポケット 3個
素材 本体:牛革
生産国 日本
価格 28,600円(税込)

先ほど紹介したラウンドファスナーと同じタイプの長財布ですね。

切り目磨きをしたあとに職人がコバ処理を施しています。

カードが横に入るタイプなので、たくさんカードを入れたいという方にはもってこいの長財布です。

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ラウンドファスナー長財布(ORS-022708)

オロビアンコのラウンドファスナー長財布

サイズ 9.5×19.5cm 厚さ2cm
札入れ 3個
小銭入れ 1個
カードポケット 8個
フリーポケット 4個
素材 本体:牛革
生産国 日本
価格 29,700円(税込)

ランキング3位がこちら。オロビアンコのトラシボシリーズと呼ばれていますね。

こちらもイタリア産の植物タンニンなめしの革を使い、染料とオイル、水性トップコートで仕上げています。

一般的なラウンドファスナーは3つのジャバラなんですが、この財布は4つ。

カード入れは8つしかありませんが、ジャバラが一つ多いことでカードやお札がたくさん入るようになっています。

内装は全面にオロビアンコのロゴが入ったナイロンを使っていますよ。

オロビアンコ好きにはたまらない逸品になっています。

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H&L 2つ折り財布(ORS-062309)

オロビアンコの二つ折り財布

サイズ 9×10.5cm 厚さ2cm
札入れ 1個
小銭入れ 1個
カードポケット 3個
フリーポケット 1個
素材 本体:牛革
生産国 日本
価格 25,300円(税込)

シンプルな二つ折り財布なんですが、いらないところをすべて排除したデザインになっていますね。

お札入れはマチではなく、片側が完全に開くように設計されており、小銭入れもスナップボタンではなく封筒のように差し込むタイプですね。

革はオランダ牛の原皮をピットなめしで鞣した革を使用しています。(イタリアどこ行った…)

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ファスナー付き長財布(ORS-031708)

オロビアンコの長財布

サイズ 9.5×18.5cm 厚さ1.5cm
札入れ 2個
小銭入れ 1個
カードポケット 12個
フリーポケット 3個
素材 本体:牛革
生産国 日本
価格 18,700円(税込)

タンニン鞣しとクロム鞣しの混合なめしでつくった革を使った長財布も人気商品。

クロムでなめした財布は耐久性に優れて、型崩れしにくいというメリットがあります。

タンニンなめしと違って、水にも強いので働くサラリーマンにもってこいの財布ですね。

柔らかくて使いやすい財布ですね。

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並行輸入品のオロビアンコが欲しいなら楽天がおすすめ

オロビアンコのロゴプレート付きのラウンドファスナー長財布

公式のオンラインストアでは、オロビアンコを象徴とする丸いロゴプレートの付いた財布がありません。

というのも、やはりファッションブランドだと時代やラインに応じて、デザインやコンセプトがガラッと変わっていくんですよね。

なので「昔のプレートの付いた財布が欲しい!」とか、「イタリア製じゃないと嫌だ!」いう方は、並行輸入品を取り扱っている楽天市場を覗いてみましょう。

楽天なら偽物が少ない(ショップ審査が厳しい)ので、Amaz◯nよりも安心して購入できますよ。

≫ 楽天で見てみる

 

伊藤忠が独占輸入権とマスターライセンスを取得しています

オロビアンコの長財布

オロビアンコはイタリア発祥のブランドです。

しかし、現在オロビアンコの独占輸入権とマスターライセンスは、あの大手総合商社「伊藤忠商事」が持っています。

そして伊藤忠はオロビアンコの商標権も取得しているんです。

つまりどういうことかと言うと、

  • 最近はイタリアじゃなくて、日本(中国)で生産しているものが多い
  • 並行輸入品を除き、公式で輸入できるのは伊藤忠商事だよ。
  • 伊藤忠商事が商標権を持っているよ!

ということですね。

 

「イタリアっぽい」ブランドに

こうなってくるともう何がなんだか分からなくなってきそうですが、オロビアンコのイタリア本社は2019年に清算手続きをしているようです。

現地のファクトリーブランドと思わせておいて、本家イタリアではなく日本(主に財布)や中国(主にバッグ)で生産している商品が多いということです。

そんなわけで、イタリアっぽい日本のブランド「オロビアンコ」というのが僕の認識です。

Orobiancoの生産国

信じられない人は、最近作られた「made in Italy(メイド イン イタリー)」製品を探してみてください。マジで少ないです。

どうしても欲しい人は海外生産のラインがあるのでそこを狙ってみてください。

あと、BUYMAで現地買付のものを見つけてから、その製品名で楽天などを探すと安く買えたりします。ちょっとした裏ワザですが。

 

じゃあ日本が作ったイタリアのブランドってこと?

いまは日本人が日本人向けに企画して作っているブランドとはいえ、もともとのオロビアンコがイタリア発のブランドというのは間違いない事実。

オロビアンコのデザインをどこが請け負っているのかはわかりません。

ですが、デザイナーのジャコモさんは日本で他のブランドとタイアップしていたりしますし、見た目にも国産っぽさはありませんよね。

イタリアで作っているわけではありませんが、イタリアの気質は十分引き継いでいると思います。

 

オロビアンコの店舗情報&オンラインストア

オロビアンコの店舗情報

オロビアンコの店舗は現在直営店が3店舗、百貨店が5店舗の合計8店舗です。

Orobianco丸の内店 東京都千代田区丸の内3-1-1 国際ビル1F
Orobianco天神VIORO店 福岡市中央区天神2-10-3 VIORO1F
Orobianco渋谷スクランブルスクエア 東京都渋谷区渋谷2丁目24番12号 渋谷スクランブルスクエア 9階
【百貨店】Orobianco 小田急百貨店新宿店 東京都新宿区西新宿1-1-3 小田急百貨店新宿店 本館3階ハンドバッグ売場
【百貨店】Orobianco 渋谷・東急本店 東京都渋谷区道玄坂2-24-1 渋谷・東急本店5階
【百貨店】Orobianco 小田急百貨店町田店 東京都町田市原町田6-12-20 小田急百貨店町田店 2階ファッションウォーク
【百貨店】Orobianco 東急百貨店たまプラーザ店 神奈川県横浜市青葉区美しが丘1-7 東急百貨店たまプラーザ店 1F
【百貨店】Orobianco 熊本 鶴屋百貨店 熊本市中央区手取本町6番1号 鶴屋百貨店 東館4階

主に東京が中心で、神奈川、福岡、熊本の3店舗しか販売店はありません。

ですが、オロビアンコはネットショップを展開していますので、財布が欲しい方はオンラインショップ を利用するのが一番いいと思います。

 

ラッピングにはギフトキットの購入が必要!

オンラインストアでの注意点としては、ラッピングを行っていないということですね。

どうしてもラッピングしたいという方は、オロビアンコのオンラインショップの中から「オリジナルギフトキット」を選択して同時購入する必要があります。

税込みで660円かかるのと、自分で梱包しなければなりませんが、プレゼントなら絶対に必要だと思うので忘れずに注文してくださいね。

 

オロビアンコの修理について

オロビアンコの修理について

オロビアンコでは修理サービスも充実しています。

メインはバッグの修理なんですが、その他の商品(財布)などの修理も見積もりができるようです。

どうしても修理したいものがある場合は一度問い合わせてみてください。

 

まとめ

オロビアンコのまとめ

オロビアンコは賛否両論あるブランドです。

革財布に関していうと「オススメだよ!」と手放しでは言えないですが、品質に問題があるわけではないので、デザインが気に入ったなら良いと思います。

カッコいいものも多いですしね。

あと、ボールペンやペンケースなどの事務用品なんかは同価格帯のものと比べても、オシャレに使えて良いんじゃないでしょうか。

注意点として生産国がイタリアではなく、日本や中国がメインとなっているということですね。

名目上イタリアンファッションブランドというだけであって、MADE IN ITALYではないのでそこだけ気をつけてください。

  • デザインで選ぶならOK
  • 海外製に魅力を感じているならNO

こういう選び方だと幸せになれると思います。

まぁ、イタリア製品はもともとデザインが命なので、デザインそのままに技術大国の日本で作られているなら実質最強なわけですが。

≫ オロビアンコの公式サイトはこちら