【イタリアンレザー】質よし!値段よし!ORICE(オリーチェ)の財布を徹底解説!

oriceの財布の説明の画像

安くて良い財布が欲しい!とおもったらオリーチェなんていかがでしょう。

1万円弱という価格帯にしてなんと「イタリア産のベジタブルタンニン鞣しレザー」が使われいる豪華な仕様。

意外と評判もよく、経年変化もいい感じです。

というわけで、今回は「オリーチェの財布」を解説していきましょう!

オリーチェのオンラインショップはこちら 

 

オリーチェと正規販売店について

オリーチェの工場の画像

オリーチェというのは、元々イタリアのトスカーナ地方にある有名なタンナー「ORICE(オリーチェ)社」のことです。

そして、財布のブランドとしてのオリーチェは、グレンチェックがオリーチェレザーを使って作っている財布やメガネケースなどを指します。

タンナーの名前をブランドに使っているので色々と認識がおかしくなりそうですが、まぁそういうもんでしょう。

日本での正規販売店は「グレンチェック」というオンラインサイトが管理しているのですが、正規販売店の名を騙っているショップやオリーチェの偽物を販売しているお店もあるようなので注意してくださいね。

 

オリーチェ(タンナー)の詳細

1980年に創業された老舗タンナー。前身は「コンチェリア・オロロッジョ」というタンナーで、移転の際に名前をオリーチェにしたようです。

あんまり表に出てこないタンナーですが、意外と日本にも卸していたりするそうですね。

「ウンゲレーゼ」とか「ダグラス」とか、イタリアンレザーとして取り扱われている革のなかにひっそり紛れ込んでいるのがオリーチェの革になります。

規模感はわかりませんがかなり大きいようで、バケッタレザーからソフトヌメまで幅広く取り扱っているそうです。

 

オリーチェレザーって?

基本的には、オリーチェで作った革としてオリーチェレザーと呼ばれているようです。

※オリーチェレザー自体の詳細は調べてみましたがよくわかりません。

わかっている特徴としては、

  • 植物性のタンニンなめし(ヌメ革)
  • ベジタブルタンニン協会公認のマーク付

こういった特徴を持った革になります。

まー、価格から考えるとタンニン鞣しということがわかっているだけでも充分ですけど。

オリーチェ社自体の実績を考えると変なものではなさそうです。

 

ベジタブルタンニン協会公認のマークとは

オリーチェのベジタブルタンニン協会の証

スーパーの紳士財布コーナーとかでたまに見かけますが、これも詳細がよくわかんないんですよね。

現在では、トスカーナ地方に多く存在するタンナー(製革業者)の高い水準での品質を担保するために、ベジタブルタンニン100%でなめした事を認定する世界で唯一の機関「イタリア植物タンニンなめし革協会(ベジタブルタンニン協会)」が、国際基準よりも厳しい品質基準を定め、その基準に満たしたものだけを「イタリアンレザー 」として認定しています。

認定基準には以下の3点を遵守することが求めれています。
・定められたベジタブルタンニン(植物タンニン)なめしの製造工程を遵守する
・植物の抽出成分のみを使ってなめす
・主要工程をトスカーナ州内で行う

ということで、調べて見ましたが「ベジタブルタンニン協会」に認定されてはじめてイタリアンレザーが名乗れるそうです。知らんかった。。。

トスカーナはたしか2000以上のタンナーが集まっている地域のはずですが、2012年の時点で23社しか登録されてないそうなので、そう考えるとオリーチェは結構すごいのでは。

特徴的な手のひらマークのタグは商品ではなく、タンナーに対して発行されているみたいですね。つまりオリーチェ社の革ならどれでもタグがつけられるわけです。

とはいえ、イタリアンレザーに代表されるバダラッシカルロもワルピエも認定マークを使っているところは見たことがありません。

ハイブランドなども使っていないということは、あくまで一定の基準を超えている目安になるぐらいでしょうか。

 

オリーチェの財布が安い理由(ワケ)は?

オリーチェの長財布の画像

オリーチェの財布はそこそこ良い革使っているのにも関わらず、値段が安いんですよね。

安いものだと1万円を超えないぐらいから購入できます。タンニン鞣しの革財布でこの値段ははっきり言って破格ですよね。

それはなぜかというとですね、

  • 縫製は中国で行っている(中国製になる)
  • 中間業者を省いているのでマージンの削減が出来ている。

この辺にあるわけです。いい革を安く提供できるように、人件費が安い中国で生産しているわけですね。

そのため中国製となってしまいますが、純粋に革を楽しみたい人や経年変化を重視している人にとっては僥倖です。

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個人的に縫製がちょっと・・・

やっぱり海外生産だからなのか、日本製と比べるとどうしても縫製に目がいってしまいます。

もうちょい丁寧にならんかったのかなーとか、縫製に力を入れると価格が跳ね上がっちゃうなーとか。

実用では問題ない部分なので、あくまで見た目へのこだわりですが。

まぁ、オリーチェの原価は制作費よりも素材費に偏らせて、コストを落としているイメージですね。そのため革質は結構良いです。

 

オリーチェの革財布紹介

さてここからはオリーチェの財布を紹介していきましょう。

タンニン鞣し革なので、エイジング後の姿を想像しながら眺めてみてください。

 

オリーチェレザー 長財布

オリーチェのメンズ長財布の画像

サイズ 約9×19cm 厚さ約2cm
札入れ 1個
小銭入れ 1個
カードポケット 18個
素材 イタリアンレザー(オリーチェレザー)
内装 イタリアンレザー、ポリエステル
重さ 130g
価格 12,960円(税込み)

まずは定番の長財布から。オリーチェの基本となる財布ですね。

グレージングでツヤッツヤ!光沢がキレイに出ているオリーチェレザーです。

見た目感じで硬いかな?と思いきや、肌触りのいい柔らかい革なので触るとビックリするかも。

内側にはオリーチェのロゴと一緒にベジタブルタンニン鞣しの公認マークが刻印されています。

刻印されてる場所と大きさがちょうど良いい感じです。

長財布を見てみる

 

オリーチェレザー ロングジッパーウォレット

オリーチェロングジッパーウォレットの画像

サイズ 約10.5×19cm 厚さ約2.5cm
札入れ 2個
小銭入れ 1個
カードポケット 12個
素材 イタリアンレザー(オリーチェレザー)
内装 イタリアンレザー、ポリエステル
重さ 180g
価格 14,040円(税込み)

僕の好きなラウンドファスナーの長財布!笑

ラウンドファスナーはお札入れが2つあって分けられるし、カードや中身が落ちる心配が無いので好きなんですよね。

画像では見にくいのですが、ファスナーにはイタリアの国旗をモチーフとした裁縫があしらわれています。

さらに、表面にはロゴがど~んと刻印されているので、シンプルなものが欲しい人には向いてないかも。

長財布同様、こちらもガシガシ使ってエイジングさせたい財布です。

ロングジッパーウォレットを見てみる

 

オリーチェレザー 二つ折り財布

オリーチェのメンズ二つ折り財布

サイズ 約10×12cm 厚さ約3.5cm
札入れ 2個
小銭入れ 1個
カードポケット 12個
素材 イタリアンレザー(オリーチェレザー)
内装 イタリアンレザー、ポリエステル
重さ 115g
価格 11,880円(税込み)

二つ折り財布は構造が特殊です。変態仕様です。笑

パッと見は普通なんですけど、三つ折りの財布のように開くカード入れが付いているのがポイント。

ボックス構造の小銭入れとあわせて、通常の二つ折り財布よりも大容量に使えますね!

この仕様はほかにないので、一目惚れしたら絶対買うべきです。容量的に大満足な二つ折り財布です。

二つ折り財布を見てみる

 

オリーチェ バケッタレザー二つ折り財布

オリーチェのバケッタレザーのメンズ二つ折り財布

サイズ 約10×11.5cm 厚さ約3cm
札入れ 2個
小銭入れ 1個
カードポケット 12個
素材 イタリアンレザー(オリーチェレザー)
内装 イタリアンレザー、ポリエステル
重さ 100g
価格 11,880円(税込み)

こちらはベジタブルタンニン鞣しをしたあと、しっかりとオイルを染み込ませた「バケッタレザー」を使用しています。

昔ながらの伝統的な鞣しで、しっとりとした手触りが特徴の財布。

エイジングにも期待できるのがこのバケッタレザーですね。

見開きタイプなので、Suicaや各タッチ系電子マネーなどの収納もできて、使い勝手がいい財布です。

バケッタレザー二つ折り財布を見てみる

 

オリーチェの財布は名入れが無料!

oriceの名入れ

財布をプレゼントしようと思っている方には名入れ対応してくれるのは嬉しいですよね。

オリーチェの名入れは英字で、ブロック体、筆記体に対応しています。

名前や一言など入れると、プレゼントされた人もする人も特別感が増しますよね!

オリーチェの名入れについて詳しくはこちら

 

オリーチェのエイジング

オリーチェの二つ折り財布の画像

オリーチェの財布は、基本的に植物タンニン鞣しのヌメ革です。

エイジングによって元々染み込んでいるオイルが表面に出て、キズが目立たなくなります。

使い込むとさらに柔らかく、薄くなって、使うほどその人に馴染んでいくわけですね。

ガシガシ使ってエイジングさせましょう。

 

オリーチェのお手入れ

コロニル1909の画像

オリーチェレザーはオイルが染み込んでいるので、一般的な革財布よりも多少、水やキズに強いです。

水分に対して多少抵抗力があるとはいえ、ヌメ革なので使い始めは防水スプレーをさっと塗り、シミを予防するのは鉄則。

また、時間が経つに連れて、表面が乾燥してきたかな?というタイミングが来るかと思います。その時にレザー用のクリームを薄く塗ってあげることでキレイにエイジングしていきますよ。

使い方によって風合いが変わってくるので、こまめに手入れして丁寧に使ってもいいですし、ガンガン使ってもアジが出ていい感じになると思います。

オリーチェのお手入れについて詳しくはこちら

 

まとめ

オリーチェの長財布の画像

オリーチェはコスパが結構いい感じです。気になる財布があるなら買いでしょう。

良いタンナーなのは間違いないので、プレゼントにもピッタリの値段と品質ですね。

今回は男性向けを紹介しましたが、女性向けの財布も多いのがオリーチェの良いところでもあります。

気になる方はぜひ一度オリーチェの販売ページを見てみてください。

冒頭でも説明しましたが、正規品を騙ったショップもありますので、検索から探すときは注意してくださいね!

オリーチェのオンラインショップはこちら

 

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