ココマイスターは、ほかのブランドでは滅多にお目にかかれない財布「オークバーク」を取り扱っています。
このシリーズ一番の魅力は、靴底にも使われるぐらいの硬さから来る経年変化!
「他の人とは違う財布で差をつけたい」
「スタンダードなヌメ革に飽きてきた」
「とにかく丈夫な革財布がほしい」
こんな方におすすめの財布なのです。
めちゃくちゃレアな製法で作られた革なので、そのへんも合わせて説明していきますね。
オークバークってどんな革?
「オーク」って聞いて思いつくのは、ドラクエか木材ですよね!異論は認めます!!
というのは冗談で、オークバークシリーズで指しているのは「木材の方のオーク」です。鞣し剤に使われているんですよね。
※決して木の汁で革を染めているわけではありません。オークから抽出したタンニンが使われているだけです。お間違えないよう。
通常、タンニン鞣しに使われるのはミモザが主流だそうですが、オークを使った鞣し方もあるんですね。
ちなみにオークはドラムのスティックなどでもよく使われているぐらい丈夫な木なんですよ。
僕は趣味がドラムなので、オークという言葉にめっちゃ親近感湧きます。
オークバークという革について
オークバークという財布は、実際に木材を財布に使っているわけではありません。表面が木っぽいから紛らわしいですよね。
で、じつはオークの木の皮を粉砕して抽出したタンニンで鞣している革のことなんです。
まぁ、実際に触ってみてもハリのある革なので木と間違えるのはわからなくもないですけど。
昔ながらの手法で作っているため、手間暇かけたオークバークのような革を鞣せるタンナーは少ないそうです。
また、ココマイスター公式サイトから製法のところを読んでみたところ、ベイカー社の「オークバークソールベンズ」と同じような説明文ですね。ん、もしかして・・・
どちらにしても、1年革を鞣すならピット層を持っているタンナーしかできないので、極レアな革というのは間違いでしょう。
オークバークを使った革財布はとっても希少!
基本的には「タンニンで鞣した革だよ」というのはわかっても、どんな植物を使っているのかなんて一般の人は、とことん調べないと分からないですよね。
タンナーさんに聞いても革を鞣すレシピは内緒にしていることが多いです。商売の種ですから。
ですが、オークバークははっきりと「オークのタンニンで鞣した革だよ」と公表しています。珍しいタイプの革ですよね。
- 鞣す期間はピッタリ366日
- 財布などの小物には使われない革
という2点も、財布では中々お目にかかれない説明文でしょう。
本来は高級靴のレザーソール(靴底)に使われるような鞣し方ですし、世に出てこないマニアックな革という立ち位置です。
ほんまにマニアックすぎてすごいです。よく見つけてきたなっていう感想しか出ません。笑
ブライドルレザーと似ているよね
オークバークってブライドルレザーと似ていませんか?
とくに、革っていろんな用途があるのに、硬さを求めて作られているっていうベクトルが一緒なのがマッチしている気がします。
製法も似ていますし。
あと、財布に付いたブルームもブライドルレザーっぽいですよね!
そのため僕はオークバークに、「ブライドルレザーが進化した革」というイメージを持っています。
鞣し方的はヴィンテージなんですけどね。笑
オークバークのバリーエーションは10種類!
ココマイスターのオークバークシリーズは10種類のバリエーションがあります。
- チャコールウッド
- ウッドバーン
- オークネイビー
- ワインバレル
- イングリッシュオークII
- オイルブラウンII
- ブラックリーフII
- イングリッシュオーク
- オイルブラウン
- ブラックリーフ
イングリッシュオークの色なんて特に財布では見かけない色ですよね。
この財布表面の、見るからに天然っぽい色合いがすごく好きなんです。
さらに、ココマイスターではあまり見かけない糸の色を変えたバリエーション展開も!
一言では表せないカラー展開までマニアックなんです。
差し色に心を掴まれる
縫い糸をオレンジにして差し色にしているのは、グッとおしゃれ度が増して見えます。
こうやって糸が違うだけでも印象が変わるので、自分のよく使うシチュエーションに合わせて選びたいですね。
飽きたら黒のクリームなどで、縫い糸を染めてしまうのも面白そうです。
ココマイスターのメンズ革財布「オークバークシリーズ」
さてここからはオークバークシリーズの財布を紹介していきます。
どいつもこいつも一癖ある素晴らしい財布ですよー!
オークバーク ブリストル
サイズ | 19.1×10cm 厚さ2.3cm |
---|---|
札入れ | 2個 |
小銭入れ | 1個 |
カードポケット | 8個 |
フリーポケット | 2個 |
素材 | 本体:オークバーク 内装:オークバーク、ヌメ革 |
重さ | 約190g |
価格 | 73,000円(税込) |
まずは使い勝手のいいラウンド長財布から。
外装、内装ともにオークバークを使っているブリストル。これ、マジで木材使ってみるみたいな質感ですよね。
以前、ココマイスターの路面店で「このブリストルは、男性に人気が高いですよ」って教えてもらいました。
外側と内側も同じオークバークなのでエイジングの楽しさも広がりますね。
こういう財布が1つあると、ビジネスから冠婚葬祭まで使えて便利だと思います。
オークバーク ウェスターリー
サイズ | 19.3×9.5cm 厚さ2.5cm |
---|---|
札入れ | 1個 |
小銭入れ | 1個 |
カードポケット | 15個 |
フリーポケット | 4個 |
素材 | 本体:オークバーク 内装:オークバーク、ヌメ革 |
重さ | 約160g |
価格 | 70,000円(税込) |
マチ付きで広々と使える長財布がウェスターリー。
カードポケットが15個も付いているので、容量の大きい長財布がいいならこの財布がおすすめですね。
ぶっちゃけ、あまり容量を入れない場合でも、マチ付きの財布のほうがエイジングポイントが多いので好きです。
マチ付き財布のエイジングについては話すと長くなるけど、分かる人とは旨い酒が飲めそうです。笑
あと、「重さが気にならないなら」っていう前提ですけど、たくさん入る財布のほうがいざというときも便利ですよ。
大は小を兼ねるっていいますし!
3, オークバーク ワイルドビショップ
サイズ | 19.2×9.5cm 厚さ2.2cm |
---|---|
札入れ | 1個 |
小銭入れ | 1個 |
カードポケット | 13個 |
フリーポケット | 3個 |
素材 | 本体:オークバーク 内装:オークバーク、ヌメ革 |
重さ | 約144g |
価格 | 70,000円(税込) |
通しマチじゃなくてササマチがいいって方はこちらがおすすめです。
マチっていうのは札入れの部分の話です。
- 通しマチ:たくさんお札が入る
- ササマチ:20~30枚ぐらいで限界
で、前述したウェスターリー(通しマチ)と比べて、札入れ部分のマチが無いササマチタイプの財布がこのワイルドビショップ。
全面にオークバークが使われている財布の中で一番薄い形になります。
こういった薄い財布は、スーツの内ポケットに財布を入れる派の人にオススメです。
オークバーク バットクーム
サイズ | 11.1×9.2cm 厚さ3cm |
---|---|
札入れ | 2個 |
小銭入れ | 1個 |
カードポケット | 6個 |
フリーポケット | 1個 |
素材 | 本体:オークバーク 内装:オークバーク、ヌメ革 |
重さ | 約100g |
価格 | 52,000円(税込) |
二つ折り財布でも風合いを崩さないオークバーク。むしろ二つ折りのほうが貫禄が出てカッコよかったり。
ココマイスターの二つ折りは、スタンダードな内装なのと、内側の札入れにもカード入れが2つ付いていて使いやすいですよね。
二つ折りはエイジングが強くでるので色で迷ってしまいますが、オイルブラウンⅡ、ブラックリーフⅡなんかどうでしょう。
財布を閉じても開いても差し色のオレンジが映えるのがポイント。チラッと見えるオシャレ。これは熱いっ・・・!
周りからの評価もグッと上がるでしょう!
オークバーク パッチウェイ
サイズ | 11.5×7.3cm 厚さ1.9cm |
---|---|
札入れ | 0個 |
小銭入れ | 1個 |
カードポケット | 2個 |
フリーポケット | 2個 |
素材 | 本体:オークバーク 内装:オークバーク、ヌメ革 |
重さ | 約75g |
価格 | 32,000円(税込) |
ファスナータイプのコインパース(小銭入れ)もありますよ。
片手サイズなんだけど少しだけ大きめ、カードもすっぽりと入ります。
これ一つあればちょっとした外出には十分!
デザインも文句なく、玄関や車に置いとくだけでスマートな生活ができてカッコいいですよね!
こういう小銭入れをサラッと使いこなせるようになりたいです。笑
5, オークバーク マークスベリー
サイズ | 11×7.5cm 厚さ1.8cm |
---|---|
名刺入れ | 1個 |
フリーポケット | 2個 |
素材 | 本体:オークバーク 内装:オークバーク、ヌメ革 |
重さ | 約45g |
価格 | 26,000円(税込) |
最後に紹介するのはオークバークの名刺入れ。めちゃカッコいい!
20枚〜50枚収納可能なので、名刺を大量に交換する展示会などでも効果を発揮してくれます。
オークバークは経年変化がゆっくりですし、名刺入れもあまり変化しないので、一生モノになる可能性も。
使わないときは日に当てたり、オイルを塗ったりして、丁寧に経年変化させると名刺交換が楽しみになること間違いなしです!
個人的に、縫い糸だけじゃなく内装全部オレンジにした「ウッドバーン」がカッコいいなって思います。クソカッコ良くないですか?
オークバークの手入れ方法
オークバークのお手入れに関しては、基本的に「ブライドルレザー」と同じお手入れ方法で問題ありません。
どちらの革も白いブルーム(ロウ)が浮き出てきているのですが、そういった点でもブライドルとオークバークは製法が似ているんですよね。
なので、「光沢が落ちてきたかな?」「乾燥してきたかな?」と思った時に、うすーくクリームを塗るだけでオッケーです。
ちなみにこのロウは服やズボンのスレなどで自然に落ちていきます。
水には強いほうですが、防水スプレーで処理しておいたほうが確実です。
まとめ
いかがでしたか?革の中でもレア度が高いオークバークでした。いちいちカッコよすぎてニヤニヤしながら見てしまいます。
カジュアルなバリエーションを取り揃えた、遊び心のある逸品。
まさに、「大人の男の風格」って感じですね。
珍しい革を使っているだけではなく、評判もいい財布なので「ほかの人と差をつけたい!」というような人にもおすすめです!